宮本が失恋してから、1週間が経った。




あの日、宮本は木下に振られた。





でも、その次の日、宮本は普通に学校に来た。






「大丈夫なのか」って聞いても、「大丈夫」って笑うだけ。






でも、時折見せる切なそうな顔。





やっぱ、大丈夫じゃないじゃん。って思う。






そして、今日も朝が来た。





サイドテーブルに手を伸ばし、手探りでメガネを探す。





あ――・・・・布団から出たくない・・・・・。





「ちょっとお兄ちゃーん!!早く起きないと遅刻するよ!?」






あー・・・うっせぇな・・・。






バンッ!



「は!?オイ!!部屋まで入ってくんなよ!!!」