大好きなキミへ

「なっ・・・なんでもないけど・・・・」





ねぇ、とでも言うように、中村は俺らを見た。







だけど、そんな3秒後、俺らの努力は水の泡となった。






「・・・・・あれ・・・?結衣じゃん??」





いきなりの横からの声に、俺・草太・中村は水に打たれたように、固まった。





「・・・・・・木下・・・・」





宮本は、明らかに動揺している。





隣のハデな女のことも気になってるようだった。







「なになに??4人でダブルデートとか??」