俺が離そうとしないのを確認したのか、数秒後、振り回すのをやめた。 「・・・・・・・」 「・・・・・・・・」 沈黙が流れる。 ずっと下を向いた宮本。 「・・・・・・宮本っ」 俺は宮本の顔を覗きこんだ。 だけど、宮本は反射的にフイと横を向く。