大好きなキミへ



いいい…今のは聞かれたらマジでやべぇぞ!?




「ちょっ…皐、黙ってなよっ!!」




宮本が、山中のことを気にしながら、中村に注意した。




「だってさぁ…ちょっとアイツ、調子乗りすぎじゃない!?」



「おい皐、お願いだからマジで黙って!!」




草太もすげぇ焦りながら、そう言った。




「何!?みーんな怖がっちゃってさぁ…あんなの……」



バンッ!!



その時、すげぇ音をたてながら、理科室のドアが開いた。