大好きなキミへ


俺たちは、バタバタ走りながら理科室を目指した。





やばい…理科っつたら学校一怖い山中先生じゃん!?



「すみませんッ…遅れましたッッ」





4人同時に声を揃えて言った。




「もう授業始まって5分も経ってるぞー!!!おまえら今までどこで何しとったんじゃ!!」





ゲ…やばい。先生マジギレ!?




「えっとぉ……」



俺たちが答えに困っていると、先生はぶちギレた。




「おーおーおー、しかもそこの2人は学級委員長じゃねぇかぁ??こんなんでクラスがまとまるとは思えんけどなぁ!!」




山中は俺と宮本を指差した。




「………」



「おまえら4人とも廊下で正座でもしとれ!!!」