大好きなキミへ


「・・・・じゃあ、これ着てろよ」






俺は宮本の肩に、自分のブレザーをかけた。







「・・・え・・・・上山、寒いじゃん!!」





「俺はいいの!!男だから平気だし!!!」






・・・なーんて強がったけど、やっぱ寒いかも。






もう冬なりかけだしなー。





「上山、あたし平気だから・・・」






「俺は大丈夫だって!!」