「麻里花ーまーりーかっ!麻里花ぁ~?」
「あ・・ハルー。」
「どしたのぉ?一時間目から寝てたじゃん・・」
「うぇ・・・っん」
「麻里花!?言わないとわかんないでしょ・」

「わ・・別れた」

「えぇ!!?」

ハルの大声で、クラス中がこちらを向く。

「ごめ・・・ん。でもなんで??」

「ギクシャクしてたの・・・。私、好きな人がいるの」

「え・・そんな、池本のこと好きじゃないの??」

「すき・・すき大好き。だけど、お互いに気になる人がいて、そんな気持ちじゃ恋人の意味がないでしょ??」

「麻里花から振ったの?」