X'masの約束~10年の想い~






「約束、覚えていてくれたんだね…聖羅。」





あたしは首を横に大きく振った。


「ごめんね、渚……」

「え?」



「ごめん…」





もう、あたしはそれしか言えない。



約束、こんなに遅くなってごめん。
ごめん




───ごめん───





ごめんね────