「約束、覚えていてくれたんだね…聖羅。」 あたしは首を横に大きく振った。 「ごめんね、渚……」 「え?」 「ごめん…」 もう、あたしはそれしか言えない。 約束、こんなに遅くなってごめん。 ごめん ───ごめん─── ごめんね────