X'masの約束~10年の想い~






「……やっぱ聖羅だ」



しゃがみこむあたしの後ろから、優しい声が聞こえた。



低い声。
言葉ははっきりしていて、あの頃の片言日本語ではない。



「な……ぎさ?」



背の高い彼は、

大きく頷いた。