午後7時─── あたし達は、イルミネーションを見ながら帰路についていた。 ある公園の前を通る─── 「─……あ。」 「どうしたの?」 突然声を上げたあたしにびっくりして、実夜が顔を上げた。 「実夜…ちょっと寄りたいところがあるの。」