いくら貴を探してるからって言っても…
「何か隠してるのかもね」
「え?」
「楢崎さんは貴くんと
少なからず同級生以上の関係があるのよ」
貴と、楢崎さんが…?
確かに顔はそっくりだけど。
本当に初めて会ったときは間違えたくらい。
でも、まさかそんな…
いろんな疑問でぐるぐる思考が絡み合う。
嬉しさ、疑い、驚き…たくさんの気持ちが混ざって苦しい
わからない、何もかも。
貴の気持ちも楢崎さんの本心も
私の本音も…
「咲!!」
「っっ!?!!」
「忘れたの?
私は何があっても咲の味方ってこと」
「あ…」
「そんな顔をさせたかった訳じゃないの。
ただ、貴くんの失踪の理由は
咲にとって辛い答えかもしれない。
それだけは頭の片隅に入れておいて欲しいの」
琉加は強い。
いつも私を正してくれる
私も支えられるだけじゃいけない
自分の現実は自分で受け止める
決めたじゃない。
貴を助けるんだって
その気持ちは、貴への感情は
誰のものでもない、私だけのもの
「ありがとう咲。
私、もっと強くなるから」
「それでこそ私の親友だよっ!!」
さあ、本当の覚悟は決めた
例えどんな現実でも受け止めてみせる
待っててね貴
私が必ず、あなたを救ってみせる

