そうして、楢崎さんのいるという水ヶ崎の交番に行った。
「すいませーん」
一見、普通の住宅にも見えるこの交番。琉加は迷わずごめんくださいと言わんばかりの声を出していた。
私には…出来ないわ。
そう、感心していると
奥から声がした。
「うぃー」
奥から出てきたのはスウェットにカレーラーメンを持った楢崎さんだった。
「フリーターかよ!」
私はとっさに突っ込んだ。
これは突っ込まずにはいられない。
いいのか、それで…公務員。
「あはは、咲ちゃんじゃないの。
で、お隣は?」
私の会心のツッコミをスルーして、
「西並琉加です。」
琉加は楢崎さんとコミュニケーションを取っていた。

