-sad and painful-

次の日も未だに
混乱している頭の中。

「おっはよー」
「おはよ。琉香」
「どした?元気ないなあ」

明るく振る舞いながらも
私を気遣ってくれる琉香。

「…聞いて欲しいことがあるの」

そう切り出すと
明るい表情だった琉香は
真剣な表情になった。

「貴くんのこと?」
「…うん」
「じゃあお昼休みに聞くよ」

そう約束しながら
教室に向かった。


「で、何があったの?」

あっという間に
お昼休みになった。
屋上に着いたとたん
顔をぐいっと近づけて
質問してくる琉香

「うん、実は…」

それから琉香に
昨日の出来事を話した。
楢崎修吾さんのことや
貴のお母さんのこと

一通り話し終えると
少しの間だけ沈黙があり
琉香が口を開いた。

「ねえ、こう考えられない?」
「何が?」
「貴くんのお母さんだけど
この近くに住んでるんじゃない?」
「えぇえっ」

琉香の意見に私は思わず
大声を出してしまった。