-sad and painful-

「残念だったね」


病院からの帰り道
琉香が残念そうに言った


「う、うん…
ごめんね。協力してくれたのに
それにいきなり飛び出しちゃって」


「そんなのいいって!
咲のためなら何でもしちゃうから」


そう言って
笑顔を見せてくれる
優しい琉香



本当は
貴と会えないって
心の何処かで
確信してるところが
あったんだ


だって、もう



「無理なんだよね…」


「なんか言った?」


「ううん、何でもない」



一生分のお願いを
貴がいなくなった中二の冬に
使い果たしたのだから…