「寂しいぞぉ〜〜ヒロォ〜〜」


もぅ哀しくて寂しくて、

声に出すと少しだけ和らいだ。

だから一緒にいる女子2人には悪いけど

愚痴を聞いてもらってる。




「梓やっと本音出したね」


「梓ちゃんヨシくんの事になると

我慢するもんね」


「我慢しなくてもいいのに」



麻美はそぅ言ってるけど、

我慢しないとやってられないんだ。


想いを我慢しないと、

辛すぎるんだ。



ベッドにゴロゴロしながら

涙で濡れた枕を握っていた。





「今度会ったら思いっきり甘えれば(笑)」

「甘えてる梓ちゃん見てみたい(笑)」


「そんな事できないよー。

ヒロ疲れてるんだよ??」




「そんなの大丈夫だって。

ヨシだってプロ3年目だよ??

体調管理だってヨシの仕事。

それぐらいできる様になったはずだよ」



「その日の疲れはその日に取らないと、

プロなんてやってたられないよ。

大丈夫だよ」



2人の言葉にそぅなのかな??

っと少し思った。


たまには、

いいのかな??


『みんなの松本由浩』じゃなくて

『あたしだけの松本由浩』の時間が

あってもいいのかな??



あってもいいのかなぁ??