散らかり放題の部屋

食べかけのカップラーメンの器

飲みかけの 缶コーヒーのすえた 臭い

けれど

そんな

あれ放題の部屋の

中央に

置かれた

テーブルの上の

白い皿の上の

銀色の

アルミホイルの

上の

灰色の粉の

まわりだけは

なぜだか

ママは

いつも

ピカピカに

磨いていた