繰り返し繰り返し
難は訪れ

忘れて等いない
痛みと苦痛を

わざわざ教えてくれる

何もない時に感じる
苦痛や痛みは

誰もがそうな様に
俺も感じてるさ

だからこそこの
異質な苦悩は

その違いを知らしめて
俺に忘却を許さない

まだ闇を見なければ
いけないのかい?

まだ闇を見た方が
いいんだろうか?

底しれぬ闇の暗さも
光ある温もりと穏やかさも

その間にある日常の
些細で価値ある優しさも

もうわかってるから

突き落とすのは
止めにしてくれないか

もう一人の弱虫な自分
君にはいつも話かけている

姿見えずとも声聞こえずとも
ちゃんと同居している

なのに

最近また君の声が聞こえる
姿がチラつくんだよ

忘れたりなんて
絶対にないからさ

さあ、また心の中に
帰るんだ

さあ......




笑夜