白で塗られた長方形
蒼いさし色の生活小物

一番偉そうなダブルのソファ
そこがいつもの居場所だった

横になる事のない君は
左の肘掛けを抱きながら

膝の上に頭を乗せる
俺の頬の温度を探る

右手に伝う
笑顔に揺れる
身体の熱はたぶん同じだよ

時折見上げ
確かめ安堵する
その先にある、君は笑ってる

言葉はいるかい?
俯く君は、
乱れた俺の髪を整え
覗き見る月
薄明かりに顔を赤らめ
「いらない...」と瞬きした




歌詞 笑夜