あの日窓から
射し込む光が
シャワーの様に見えて

浴びる事に心地良さを
感じた

ある日雲の流れが
地図を作り

壊れて行く様に
恐怖した

あの時木々の
隙間の影が
人の顔に見えて

もうそれ以外には
見えなくなった

いつも見上げる月を
何度眺めても

うさぎの姿には
見えた試しがない

星座に繋ぐ線はない
それなのに

よく知る星座は
形として夜空に浮かぶ


心が作る不自由と自由

向き合う人の
気持ちや思考も

そうやって勝手に
作り上げては思い直し

うさぎを探さず
星座を点にし、

考えをぶっ壊す。

怖い妄想は見たくない
穏やかなら見ていたい

勝手だから生きてられる

キミから零れる光
キミの内に見える表情

見とれては掻き消し
振り払ってまた浮かべる


内の瞳、まぼろし想う、様に微笑む