深夜の布団でじっと
寒さに縮みながら待つ
君の夜を想いながら

しだいに体温で温まる布団が
俺の温もりを示すんだ


朝の風に包まれ走る
太陽の乏しい街を
君の目覚めを想いながら

かじかむ手や不自然な涙が
生きてる事を教えてくれる


息を意識して
はぁ...と吐くと

白い溜息が一瞬浮かび
すぐに見えなくなるのです

生きている証はそこかしこ
だからこそツラく楽しい

でもツラい事の方が
多いな...と、君の憂いを想う

白い息に混ざって
溜息の原因も空へ溶ければいい

そう思った後すぐに
思い直して
大きく息を吸った