クリスマスが過ぎ、想う

会いたいと想う事
相手を想う気持ち

それはとても大切だけど

もみの木の幹や枝や葉の様に
軸になる大きな土台でしかない

互いの時間や行った場所
話した時間や写真の枚数

楽しく過ごす様々が装飾で

それが光を灯し
贈り物なんかが吊るされ

はじめて輝く綺麗な
クリスマスツリーになる

君が欲しいクリスマスツリー

てっぺんに光る大きな星

彩りの飾られない
大切に育てたもみの木を

憂う瞳で見つめる君は
毎日それに水をやっていた

飾れない僕はやっぱり
裸のもみの木を大事に想ったけれど

君に綺麗な光を見せる事が
出来ないまま今もまた見上げる

もみの木でなくたって
何か他の木だって

綺麗に飾り付ければ
クリスマスツリーになるかもな

君を見ていると
そんな気がしてくる

いつの日か

電飾をクルクルと巻いて
フワフワと雪の綿を散らせ
小さな人形やプレゼントを
少しづつぶら下げ

てっぺんに大きな星飾り

いつの日かいつの日か
このもみの木をクリスマスツリーに...

それまでは僕はこのもみの木を
大事にしておくから

ずっと大切なもみの木