時折ふと

支えを疎ましく思い
好意に不審を抱き
希望を持とうとせず
将来を顧みず
自分を裏切って

生を冒涜している
そんな風に思う

およそ自分次第だと
わかっているが
消えない背徳観

過ちに気付きながら
過ちを犯す自分への
戒めには手を抜く

眠れないのも
深夜の目覚めも
見えない重石や枷も

ぞわぞわと内から産まれ
巻き付いて行くのがわかる


時折ふと、時折ふと
時折ってどの位?

時折なんかじゃなく
実は何時もそうなんです

誰につき続けてる嘘なのか
本当は知っている

俺は今しか生きていない





笑夜