俺の言葉が必要なら
囁き続けるから耳を近付けろ

俺の文字が必要なら
書き続けるから手を握ってろ

俺の気持ちが必要なら
想い届くトコまで近くにおいで

俺の身体が必要なら
抱きしめても潰れないと

約束してくれ

そしてお前の中に入るから
その為に唇を近くに

最初に唇の渇きから潤そう

俺の全てが必要なんて思わない
俺の全てを必要としろなんて
思わないから

何か一つでいい
俺を必要としてくれないか?

それが愛じゃなくても
繋がっていられるなら

その瞬間は二人だ

その瞬間は  ひとつだ

それでいいから




笑夜