君が見る月の色
それはね
太陽の反射だよ

光が散乱される程
波長が短い透き通った蒼は
君まで届いて来ない

君が見た月の色
光が乱され
届かない色があるかい?

日常の雑踏や心の靄
沢山に乱されて
ようやく届く黄色い光

月が地平線まで堕ちる時
その光は赤くなる

赤じゃなくて良かったと俺
蒼がいいとすねる君

じゃあ涙が零れないよう
もっと上を向いて
月を高く高くごらん

高く昇った月は
きっと乱されない蒼い光
短い波長を君に届けてくれる

もし届かなくても、ほら
明日があるならさ
青く見える空は同じ光の彩だから

ふいに涙が零れてたら
きっとそこに反射して
虹の中にも同じ蒼

すぐにまた
散乱されずに届く
綺麗な蒼が君の目に

君の目に届くといいな