咲き誇るその春の色

記憶に残るその色を

三度目に目にする俺

一度目は俺の目前を

儚く一枚舞い散って

二度目は車中にふと

窓の隙間から飛込み

今は自宅のすぐ側で

ライトUPされている

三年の月日で変る事

振り返る記憶をまた

残してくれる桃色桜

たった三年で変れる

僅かでも、僅かでも

変れるんじゃないか

振り返る記憶消さず

折り重なる時と俺と

また何時かの桜見て

こう想うんだ、必ず


『進んでる』




笑夜