天使のような悪魔な?!恋人

「ねぇ、ちょ、彩雅。
痛いよっ。」


蒼の言葉でハッと我に還った。

知らない間に学校から駅前まで歩いていた。

「どしたの??彩雅。
さっきから怒ってる。」

俺が?

なんで怒んなきゃいけなぃんだ。

「怒ってない。」

それだけ言うと蒼を連れて駅を通りすぎ小さな公園まで行ってベンチに蒼を座らせた。


正面に向かい合わせるように蒼を見た。


不安な顔をしながら俺からの言葉を待っている。