一人分の朝食を作ってから、はたと気づいた。



コスプレ男、ごはんいるよね?



幸い、まだ寝ているようだったので、急いで自分の朝食を済ませると、私は彼の朝食を準備する。



食べやすいものをと考えた結果、玉子がゆになった。



もし、冷めちゃってもレンジで温めればいいし。



それにしても、



…まさか、自分が男のために料理をする日がくるとは思わなかった。



しかも、相手は見ず知らずのコスプレ男。