「妹尾さんは、花火やらないの?」
「…立川くん」
立川が花火を数本持って、泰葉の前に立っていた。
「一緒にやろうよ?」
花火を渡された。
「ありがとう」
泰葉はそれを受け取り、立川は持っていたライターで花火に火をつける。
立川の持っている花火から火をもらう。
「妹尾さんも、高橋先生のとこ行きたいんじゃないの?」
ドキン
「…なんで?」
「だって、高橋先生のことずっと見てたから」
ドキ
「…そうかな?」
泰葉は苦笑いをする。
「やっぱ高橋先生みたいな男を、彼氏にしたいもんね」
ドキン
「…え?」
まさか…
「だって俺から見ても、いい先生だと思うし…男としても、完璧じゃない?」
…そういう意味か。
ホッと胸を撫で降ろす。
「私も…いい先生だと思うよ」
「だよね」



