先生の手が、髪に触れる。
「あ…」
思い出したかのように言葉を発すると、ぱっと手が離れた。
「学校では…生徒として、妹尾を…」
一人でブツブツと言っている。
「?」
「あー!でも、久しぶりで我慢の限界かも…」
「…我慢?わっ…」
腕を引っ張られたと思ったら、耳元がくすぐったい。
「…今度の休み、デートしませんか?…泰葉」
ドキン
先生の顔を見ると、真っ赤になって苦笑いをしている。
「…もちろんです」
先生…
もしも、今日みたいなことが起こっても…
私が、先生を守るから。
そして、先生が安らげる場所を私が作ってあげたい。
太陽の光を浴びる、ひなたぼっこのようにー…



