「さっきは、ありがとな」 「…さっき?」 先生の背中に問い掛ける。 「会議室でお前が乗り込んできた」 「あ…すいません…」 「何で謝るんだよ」 「だって…」 「お前のおかげで、俺はここで先生を続けられる」 ゆっくり、先生が後ろを振り返った。 「妹尾のおかげだ」 微笑みながら、先生が言った。