「…これからも頼みますよ」 「…え?」 校長先生が発した言葉を理解できない。 「生徒たちのことを、頼みますと言ってるんです」 「…それって」 「またこのような問題を起こしたら、今度は本当に辞めてもらいます。今回は、生徒たちに助けられましたね」 ふっと笑って校長先生が言った。 「…ありがとうございます!」 深く、深く先生が頭を下げた。 「よっしゃ!校長、話わかるじゃん」 「そうでなくっちゃ!」 「校長、サンキュー!」 生徒たちは喜び、学年主任は先生の肩をぽんっと叩いて笑っていた。