泰葉は先生に向かって頷くと、今度は校長と向き合うように立つ。
「…高橋先生は、いつも私たちのために一生懸命なんです」
電話で、頭を下げている姿。
「生徒の代わりに謝ったり、怒るときは本気で怒ったり…その後のフォローもしてくれたり」
悪いところは悪いと言ってくれて、良いところはそれ以上に褒めてくれる。
「悩んでる生徒がいたら、親身になって相談にのってくれます」
先生は、いちばんの生徒の味方でいてくれる。
「…私…たちにとっては、大切で大好きな先生なんです」
先生がいなくなるなんて、考えられない。
「だから…」



