「…つまんないね」 「そうかな?」 修学旅行から帰ってきて、一週間が経った。 大きな行事も終わり、平凡な日々が続いている。 「泰葉、最近どうよ?」 教室の窓際で、外を眺めながら話す。 「どうって…?」 「高橋と、だよ」 「…別に、どうもしないよ」 「はぁ!?」 香奈が大きな声で叫んだ。 辺りを見渡すと、クラスメイトが何事だという顔で見ている。 「香奈、声でかい」 「ゴメン…」 教室だと危ないと思った泰葉たちは、中庭へと向かう。