「…そうだ。麻生」 話題を変える。 「何?」 麻生は、顔だけ向けた。 「悪いが、明日からは俺は一緒に病院に行けなくなるから…」 「どうして!?」 助手席から身を乗り出すかのように、麻生が叫んだ。 「どうしてって…修学旅行の間は俺が付き添いってことになってたけど、みんな帰ってきたし明日からは…」 「…一人で病院に行けってこと?」 「そう…なるな」 信号機が赤になりブレーキをかける。 それと同時に、助手席に座っていた麻生が抱きついてきた。