「…妹尾さん?」 ビク 驚いて、体が跳ねた。 ゆっくりと振り返るとー… 「…立川くん」 「遅いから心配して見に来たんだけど…大丈夫?」 立川が心配そうな顔をして、泰葉の顔を覗き込む。 「え…何が?」 泰葉は一歩後ろに下がり、視線を下に向ける。 そっと… 立川の手が、泰葉の髪に触れた。 「泣きそうな顔してる」 立川の手が、優しく髪を撫でる。