教室に戻ると、すぐに帰りのHRが始まった。
今日は、始業式なので半日で学校が終わるからだ。






あ…メール?



帰りの支度をしていると、携帯が光っていることに気付いた。



ディスプレイには、"新着メール"と表示されている。


誰だろ?




受信ボックスを開くと…





目を見開いた。







Date 9/** 12:02
高橋先生
(non title)
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準備室で待ってる。



END
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思わず、携帯を持つ手に力が入る。





「妹尾さん」


ドキ





「…立川くん」




顔を上げると、目の前に立川がいつの間にか立っていた。


「どうしたの?」



「う…ううん。なんでもないよ!立川くん…は?」


慌てて携帯をポケットにしまう。



「ん。良かったら、一緒に昼飯どうかなって思って…修学旅行の件でも、話したいし」



「あ…」





…どうしよう。