夏休みの水族館は、混んでいる。 わかってはいたが… あまりの人の多さに、目眩がする。 まぁ… これだけ人がいれば、学校の関係者がいてもわかりにくいか。 視線を妹尾に向けると、やっぱりあまりの人の多さに驚いている様子だ。 「行こうか」 俺が、妹尾の手を握ると… 「はい」 頬を少し赤らめ、握り返してくれた。