俺が話し掛けると、驚いた顔をして振り返った。
「先生!」
「おぅ。夏休み楽しんでるか?」
いつもはしていないメイクのせいか、より一層、大人っぽく見える。
可愛いなぁー…
夏休みに入ってから、会っていなかったから余計に愛しく感じる。
このまま、しばらく話していたいなぁー…と思ったが…
妹尾の声が大きかったためか、他の生徒に存在を気づかれた。
「あ、高橋来た!」
「先生ー!早く」
生徒達が手を振って呼んでいる。
邪魔しやがって…
「誰だ、今呼び捨てしたの!補習になりたいか?!」
小さく溜息をつき、呼ばれた方に向かう。
「妹尾は行かないのか?」
「え…あ、後で」
「そっか。絶対来いよ?」
"あ、後で"か…
そう言って、妹尾はいつも輪に入ってこないんだよなー…



