ドォォン 花火が上がった音がした。 車の窓から、綺麗な花火が見える。 「渋滞かよ…」 先生がボソッと言った。 前を見ると、かなり渋滞しているようだ。 車の外では、花火がたくさん上がっている。 「他に道ないのか?」 先生は、カーナビで他のルートを検索し始めた。 その間もずっと、花火は打ち上がっている。 「あ、この道行けるかな?」 他の車は真っ直ぐ向かう中、ハンドルを左に切り、脇道に入った。 その道は狭く、街灯も少ない。 花火が打ち上がっている方向に向かって、車は走る。