「あ、そうだ!」 立川がポケットから、携帯を取り出した。 「俺達、メアド交換してなかったじゃん?教えてくれるかな?」 ニコッと笑って立川が言った。 「あ…うん」 泰葉も鞄から携帯を取り出し、赤外線でアドレスを交換した。 「夏休み、遊ぼうね」 「う…ん」 遊ぶって言っても、二人っきりじゃないから…多分。 いいよね、大丈夫だよね。 駅で電車に乗ると、泰葉より先に立川が電車から降りて行った。 「…はぁ」 電車のドアにもたれ掛かりながら、思わず溜息が出てしまう。