帰りの車。
遊び疲れた一馬はすぐ寝てしまった。。
「。。寝顔、かわいいなぁ」
私は、そっと一馬の頭を撫でた。
そのうち、車の揺れでヒナも眠ってしまった。
「二人とも寝ちゃったね〜♪」
「うん、疲れたんだね。。。」
「私もすごい楽しかったよ!由香理、連れてきてくれてありがとうね」
「いやいや、私も楽しかったよ。それに一馬とマユが仲良く遊んでくれたからよかったよ」
「。。。うん楽しかったもん」
すると由香理が、ボソッと言った。
「マユさぁ、ママもパパも両方できてるじゃん。。。」
「。。えっ?」
「今日、一日見てて思った。」
「。。本当?」
「うん。自信持ちな。」
「。。でもね、今日家族連れ見てたらなんかうらやましく思ったりもしたよ」
「。。それは私だってあるよ」
「由香理もあるの!?」
「もちろん!だけどさ、一馬にはもうパパはいないし、だからこそママ一人でも何でもやってやるからって気持ちにもなるんだよ」
「。。。やっぱり由香理はすごい」
「マユもすごいよ!」
「。。そっかぁ由香理に言ってもらうと嬉しいなぁ」



