ヒナを抱き、バスで実家に向かった。

「ただいま〜」

「マユ!?」

「うん!いきなり来ちゃった」

「。。どうかしたの?」

「。。うんちょっと話しがあってさ」

私は、ヒナをソファーの上に寝かせた。

「ヒナ、寝てるのね〜♪」

「うん。バスの揺れが気持ちよかったみたい」

「あははぁ、かわいいわね」

私は、バックを置いてイスに座った。

「マユ、話しって何?」

「あ〜あのさぁ。そろそろ働こうかなって」

「。。。やめなさい」
即答だった
「いや、働かないと生活あるから」

「ヒナがもう少し大きくなってからでもいいでしょ。まだかわいそう」

私もそれは痛いほど分かっていた。

「。。。分かってる、だけどさぁ私はヒナの父親役としても生きていかなきゃダメなんだよ」

「そんな強くなろうとしなくてもいーのよ。。」

ママが少し涙目になった