私はトシの腕に根性焼きが増えているのに気づいた。
「。。。トシ、腕。」
「。。。夜、眠れなくてな。」
「そんなことしちゃダメだよ。。」
「。。。わかってる」
「優太だって、トシにそんなことされたら辛いよ。。。」
「。。。わかってる」
トシが下をうつむき腕を見た。
仕事もできなくなり、少し痩せた体になっていた。
「。。ね?まいちゃんは大丈夫?」
少し沈黙が続いた。
「。。。別れた」
「えっ!?別れたって本当!?」
「。。おう、俺が情緒不安定で。。今はまいのこと考えてやれなくて」
「だからって、別れなくても」
「。。まいより優太のが大切だったってことだな。」
まいちゃんと別れるまで追い込まれていたトシ。
「。。そんなトシ見たくないよ!」
「。。。ごめん」
そしてまたトシは泣き崩れてしまった。。



