「ママ!ちょっと!」
私はママの手を引いた。
しかし、酔っ払いのママはトオルの席に行き、マイクを取り上げる。
そして。。
「トオル〜!マユの事が好きなんだよな?」
ママがマイクでしゃべった。
その声が店内に響き渡った。。
お客さん皆が、キョトンとなる。
「なぁートオル!そうだろ?マユが好きなんだよなぁ?」
ママがまたマイクで話しトオルの頭を撫でた。
瞳さんが呆然と立っている。。
「ちょっと、ママ!本当酔っ払いすぎですよ〜」
私はイライラしてママを連れ戻そうとカウンターに行った時だった。。
「あー好きだよ!俺はマユが好き!」
トオルがママのマイクを取り上げ、叫んだ。
。。。。え?
その時、泣き出して瞳さんが店を飛び出した。
「おー♪トオル、カッコイイぞぉ」
ママはそんな状況もわからずに喜びトオルに抱き着いた。



