裕典との思い出は、膨大過ぎて、それを捨てるのには、半端ない力が必要で。

でも、このままずっと同じ。何年たっても、裕典とあたしはこのままなのだ、きっと。

二人で共有してきた 時間が重すぎて、前に進めないのもわかってる。

楽チンでも気の許せる時間。


ただ、それが、お互いにとって、いいことばかりではない。




前に進まなくては。

このままでは、本当に、裕典依存症になってしまうのだから。



きっと、裕典はあたしが居なくても、普通に、今までと同じように笑ったり、仕事したり、出来るはずなのだから。




一輝は・・・。


一輝が、あたしのことをどう思ってるのか、ほんとにところは疑問もあるのだけど。


あたしは、一輝のことを、きっと、とても大好きなのだ。

愛してるなんて、くさいことは言いたくないけど、一輝が居なくなってしまったら、あたしは寂しすぎて、現実社会をちゃんと生きていけなくなってしまう。


きっと、一輝だって、同じように想っていてくれてるはずなの。


だから、これからは、一輝と共に、死ぬまでの時間を重ねていきたいのだ。


楽しいことも、辛いことも、暖かいことも、泣きたいことも。


だから、あたしは一輝と一緒に居たい、って。