家に着いたときには、午前12時近かったが、電車では酔いが回っていたため、メールが出来なかったので、一輝に「今日はとても楽しかった、またメールしてもいいですか?」という旨のメールを送った。
明日も仕事だったので、早々にシャワーをあびて、冷たくなったベッドにもぐりこむと、すぐに、深い眠りがおしよせてきた。
次の日の朝、一輝から、
「きのうはどうも。メールなんていつでも大丈夫です。」
といった、なんとも簡潔なメールが返信されてきて、あたしはなんだかとても一輝が可愛く思えて笑ってしまった。
それから、あたしたちは良く会うようになった。
と、言っても、この前のベンチに座って、同じように話したり、居酒屋で飲んだり、ライブの時には、前より多く話すようになったり。
その程度だったけど、あたしはうれしくて、会うたびに、一輝のことが大好きになっていったし、一輝もきっと、同じ気持ちで居てくれてると思っていた。
ちょうど、仕事が休みの日の夕方に、
「井の頭公園、行きませんか?」
一輝からのメール。あたしは即OKした。
吉祥寺の駅で待ち合わせして、あたしたちは丸井の横の細い路地を歩いて、公園に続く階段を目指した。
この通りは、個性的なショップも多く、歩いているだけでも楽しい。
もう、辺りは薄暗くなってきていた。
「あたし、前に吉祥寺で一人暮らししてたんだよ。」
「え、そうなんですか?」
「うん。でも、ゴキブリが退治出来なくて、それで一人暮らしは断念したの。」
一輝はクスっと笑って、あたしの顔を見た。
「咲さん、かわいいですね。」
「だって、ゴキブリ恐いじゃん!絶対無理!!一輝くんは平気?」
「まあ、好きではないですけど、退治は出来ますよ。」
「そうかぁ。そうだよね〜。でも、あたしは絶対にダメなんだよね〜。世界で一番苦手かも。」
また、一輝は笑った。
明日も仕事だったので、早々にシャワーをあびて、冷たくなったベッドにもぐりこむと、すぐに、深い眠りがおしよせてきた。
次の日の朝、一輝から、
「きのうはどうも。メールなんていつでも大丈夫です。」
といった、なんとも簡潔なメールが返信されてきて、あたしはなんだかとても一輝が可愛く思えて笑ってしまった。
それから、あたしたちは良く会うようになった。
と、言っても、この前のベンチに座って、同じように話したり、居酒屋で飲んだり、ライブの時には、前より多く話すようになったり。
その程度だったけど、あたしはうれしくて、会うたびに、一輝のことが大好きになっていったし、一輝もきっと、同じ気持ちで居てくれてると思っていた。
ちょうど、仕事が休みの日の夕方に、
「井の頭公園、行きませんか?」
一輝からのメール。あたしは即OKした。
吉祥寺の駅で待ち合わせして、あたしたちは丸井の横の細い路地を歩いて、公園に続く階段を目指した。
この通りは、個性的なショップも多く、歩いているだけでも楽しい。
もう、辺りは薄暗くなってきていた。
「あたし、前に吉祥寺で一人暮らししてたんだよ。」
「え、そうなんですか?」
「うん。でも、ゴキブリが退治出来なくて、それで一人暮らしは断念したの。」
一輝はクスっと笑って、あたしの顔を見た。
「咲さん、かわいいですね。」
「だって、ゴキブリ恐いじゃん!絶対無理!!一輝くんは平気?」
「まあ、好きではないですけど、退治は出来ますよ。」
「そうかぁ。そうだよね〜。でも、あたしは絶対にダメなんだよね〜。世界で一番苦手かも。」
また、一輝は笑った。