「好き…付き合ってください…」



そぅ、
私は貴方に告白をした

大好きな
大好きな貴方に…




―――
―――――

小学校三年生夏
運動会の練習をしてる時の事…



「僕、君より走るの早いから!」


見ず知らずの男の子に声をかけられた

でも…
これが…これが辛い片思いの始まりだった。



「はぁ?私の方が早いから!」

「じゃあ競争♪よーい…スタート!!」

「あっ…ちょっ…まて!」



タタタタタ……


「ゴール♪ほらやっぱり僕の方が早い♪」

「今のは…違う!!」

「言い訳〜♪」

「うるさい!!!!」




恋に落ちた

目の前のキラキラな笑顔
やんちゃな笑い顔

オレンジの夕日に照らされながら

小さな胸がトクンッと波打った………