コンコン…

「すみません、今日から働かせていただく、ミウ・カンダです」

「あぁ、貴方なのね!入って!」

優しそうなお婆さんが出てきて、手招きした。

「私はメアリー・ルイスよ。数少ない住み込みメイドが増えて嬉しいわ」

お婆さんは、メアリーさんっていうらしい。

「さ、旦那様と奥様がお待ちしているわ。早くお行き」

「はい!…あのぉ…どこにお二人は…」

「あら、ごめんなさいね!
 お二人は書斎にいらっしゃるわ。案内してもらいましょ。
 リンちゃん?いるかしら」

メアリーさんがリンさん?を呼ぶと、キッチンらしき場所から
癖っ毛の私より1つか2つ年上らしいお姉さんが出てきた

「この子は、今日からメイドになったミウちゃんよ
 この子に書斎まで案内してあげてちょうだい」

「ミウ・カンダです。よろしくお願いします」

「いいのよ~☆妹ができたみたいで楽しいし!」

「ありがとうございます~」

「さ、いきましょ」