公園に入ると雨が降り出した。

だから、変な形の大きな穴がある

中に入った。冷めた体からか、寒くなった。

だけど、今帰ったら桐にも湊にも会わせずらい

からここにいることを選んだ。

雨は次第に強くなるばかりだ。

ふと思ったのは、桐も湊も傘を持ってなかった

ということ、もう二人とも帰ったかなそんなこ

とを思いながら、体を丸めて小さくなる。

今は季節で言うと梅雨。湊と出会った日のことを

思い出しながら、濡れた体を気にした。

そんなことをしてたら、また憂鬱になった。

こんなに憂鬱だらけじゃ、先が思いやられる。

でも、今日は特別憂鬱になるのが多いから

嫌になる。できれば、もっと有意義に過ごし

たかった。明日からはまた学校があるから。

学校だけは、卒業したいから行っているし

休むのは嫌だから行く。

そう思うとまた憂鬱になった。

気分は下がる一方。

こんな今日は、果てしなく憂鬱気分が、

治ることはなくて、また憂鬱になった。