酒で酔っ払いながら
理輝の部屋に行こうとして
塀から脚立に降りるときに
ひっくり返った。


「痛い~~~」
私の目の前に広がる星が
バカにしている・・・・・



「何よ!!いつも高いとこから
見下して、バカにしてんの!?」


詩になるような星空も
私にはもう材料にもならなかった。



「春妃!?」

慌てて理輝が飛んできた。


「痛いよ~~~おじさま~~
ダッコして~~~」


「何言っての?」


「ヒロ・・・・
ダッコして・・・・・」



「ヒロって・・・・?」



もう理輝なのか
ヒロなのか
そんなことどうでもいい



「俺は理輝だぞ。」


「あ~理輝、抱いて~~~
みんな忘れたい・・・・・
春妃をめちゃくちゃにして・・・・
お願いだから・・・
みんな忘れさせて・・・・・」


星が哀れんでる・・・・・


哀れだね・・・って・・・・・